Downfall and Rebirth

スペイン産フォークメタル

Northlandはスペインのバルセロナを拠点に活動するフォークメタルバンドで、このDownfall and Rebirthはセカンドアルバムになります。
フォークメタルはバンドによって音楽性が様々ですが、Northlandはデス系フォークメタルです！
Downfall and Rebirthを聴いたとき自分の世代なら懐かしく感じるのではと思いました。
懐かしさを感じない世代もロールプレイングゲームのファンタジックな世界を思い出されるのでは？
Northlandの特徴はドラマティックな展開と笛やバイオリンなどのアコースティックな音を、他のフォークメタルバンドより前面に押し出していることかなと感じました。
曲の疾走感や静と動を使い分け、森の平和や滅亡と新生を表現しているとのことです。
自分は曲が疾走しているときはいいのにスローで静かな間奏部分に入るとダレてしまうので展開の多い曲は苦手だったのだけど、Northlandの作品はそれらが見事にクリアされ、シンセやアコースティック楽器を用いることで情緒豊かに表現されていて曲を通して飽きることなく聴けました！
メタルで和むというのもおかしな表現だけど、このDownfall and Rebirthは荒々しさや恐ろしさもしっかりあるのに心が和むんですよね！
１.When Nature Awakesはミドルテンポでサビのメロディーはメロパワっぽさがあります。
２.Bloodred Sunriseはアップテンポでバックのバイオリンがいい味出してます。
３.Together We Dieは冒険ゲームで使われそうなフォーク色の濃いイントロからガツンとくるデス声に変わり壮大なサビメロに移ります。
４.The Riteはアコースティックなインストルメンタルです。
５.Fury's Unleashedは激しくてサビはメロディーをつけて歌ってます。
６.Duskridersはキレのいいミドルテンポからメロディックなサビに入ります。この曲もバイオリンがかなり使われていて、後半からの展開がドラマティックです。
７.Spirit in Darknessは耳に馴染みやすい曲です。
８.Whispers in the Windはスピード感や激しさのなかに展開があり飽きさせません。
９.Downfall and Rebirthのアルバム同名曲は野太い声に相反するシンセやアコースティック楽器がうまく混ざりあってます。
10.Moonlight Spellは女性ボーカルをメインにしたデュエットのバラードです。
11.Newborn starは激しく疾走する曲で、これもロールプレイングゲームやSF映画で使ったらその世界に入り込めそうなイントロが印象的です。

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